秋のふれ合いハイク

交流部


 報告者   :  津田憲由 
 山行名 交流部秋のふれ合いハイク
 ルート JR加茂ー岩船寺ー浄瑠璃寺ーJR加茂
 山行日 2011年11月13日  天候 晴れ
 参加者
CL : 津田    SL : 隅谷

男性:白波瀬、守口、佐坂、遊佐、岡部、赤松、弓仲、梅澤、園上、平松、稲垣、

山下、片山、秋月、寺澤、北村、村上、石田、坪田、西川、峯岡            

女性:吉野、加藤、山田、徳田()、守口、樺山、堀、岡本、伊丹、新藤、玉井、

平松、吉津            

合計:36名
 コースタイム
JR加茂(10:30)−岩船寺(12:40/13:25)−浄瑠璃寺(14:40)−JR加茂(16:30)
 山行報告
 

今回の例会は、「NPO法人 ふるさと案内・加茂」のボランテァガイドさんの案内を請いました。

このようなハイクは、天候とガイドさんの出来映えですべてが決まります。天候は晴れ、ガイドさんは、良質で、参加者の皆さんの気分は、◎でした。

石仏の道は、南都仏教の影響を受けて、多くの僧侶が隠遁の地として、ここに草庵を結び念仏に専念したと伝えられています。

阿弥陀三尊磨崖仏は、やさしく微笑むようにみえるのでこころ和むものがありました。

岩船寺では、本堂で住職の法話を頂き、仏様のこころに少し触れた感じです。岩船寺から浄瑠璃寺のあいだのみちでは、石仏の道に100円ショッブの発祥といわれる「つり店」が多くあり、地元の農産物を販売していました。参加者の多くはこのお店で楽しく買い物です。

浄瑠璃寺でも副住職に、お寺の謂われ等の説明を受け、九体阿弥陀如来像(国法)の如来さまに

往生の段階はあると、教えられました。

薬師如来様で現実の苦悩を救っていただき、阿弥陀仏で、西方浄土に迎えられるとのはなしです。無苦無脳の浄土に、善根を積んでない私は、浄土に往生できるのでしょうか

なにはともあれ、今回の交流部のふれはいハイクは、こころが洗われる清々しい素敵な一日でした。
 
 当尾の石仏・お寺を訪ねるー交流ウォークに参加して
堀 正子 
 

11月13日(日)晴れ。車を加茂駅の西に置き、10時過ぎに駅で待つ。JR加茂10時10分着で会員の方々が改札口に出てこられた。懐かしい。何人かの方々に声をかけていただいた。ありがたい。嬉しいな。5月にケガをしてから初めての山友会行事の参加である。

「ふるさと案内・かも」のガイドの方に案内していただいた。案内のお陰で、できるだけ車道を通らず当尾の自然が感じられる道を歩くことができた。当尾(とおの)は、古くは、塔尾と書かれ尾根伝いに岩船寺や浄瑠璃寺等の堂塔などが立ち並んでいたことから「塔の尾根」すなわち「塔尾」と呼ばれていたと教えてもらった。千日墓地では、十三重石塔や石の鳥居があり裏側に古い六体地蔵を見た。東小(ひがしお)に入り急な山道を登って行くと岩船寺に着いた。お昼は過ぎていたが岩船寺の住職のお話を聞いた。寺の歴史や仏像の説明を聞く。大きな阿弥陀様が上生印の手の形で座禅を組んでおられる。平安時代の行基作と聞いた。昼食を鐘楼の上の広場でとる。今まで食べたことがない豪華なお弁当を会から頂いた。ごぼう・人参・枝豆等お野菜の数が半端じゃない。食べきれないほどだ。晩秋の日差しがやさしく射していて、美味しいものをいっぱい食べて幸せな気分。でもゆっくりしている時間は無い。三重塔や石室不動明王を見る。岩船寺を出て寺の裏側を回り込むように行くと石仏・三体地蔵に着く。三体の地蔵様は、穏やかなお顔をしておられた。弥勒の辻で磨崖仏を見る。目を凝らして見ると線彫りで弥勒如来像と聞く。しばらく行くと、わらい仏に出会う。3体ともやさしく微笑んでおられる。その横には、土に埋もれ少ししか見えない眠り地蔵がおられた。唐臼(からす)の壺のある辻で、一つの石の二面に阿弥陀様と地蔵様が彫られていた。東小田原随願寺跡やあたご燈籠を越え、車道に出た。やぶの中三尊磨崖仏を見る。浄瑠璃寺に着く。本堂前で住職の話を聞いた。池を真ん中に東に三重塔。西に九体仏を安置してある本堂。過去・現代・未来を表しているらしい。現世に生きる者を、九つの段階に区切り九体の阿弥陀様がそれぞれに応じ来世(西方浄土)に迎えてくれるという。堂内でしっかり手を合わし現世・来世のことをお願いした。三重塔の薬師様にも手を合わせた。寺を出て首切り地蔵に寄り大門仏谷磨崖仏を道路から眺める。加茂青少年山の家に立ち寄り加茂駅に急ぎ足で向かう。駅に五時前に着く。

今日は良い事がいっぱい有った。お天気が良く秋空に映える当尾の自然を満喫できた事。山友会の方々に会えて交流ができた事。心を和ませてくれる石仏や、岩船寺や浄瑠璃寺の歴史を感じる仏様に会えた事。普段見られない両寺の三重の塔の内部が見られた事。昨日まで工事で通行止めだった道(千日墓地手前)が通れた事。芋や野菜を吊り店で安く買えた事。等々。

この行事を企画・運営して頂いた方々に感謝です。ありがとうございました。